水産仲卸の支払確認|口座から出た1行を、どの仕入先のどの買掛に当てるか
水産仲卸の支払確認は、口座から出た1行を、どの仕入先のどの買掛に当てるかの話です。出金額と当てた買掛を別の欄で見る手順を、検算できる数字と合わせて整理します。残高追いではありません。
水産仲卸の支払確認は、口座から出た1行を、どの仕入先のどの買掛に当てるかの話です。出金額と当てた買掛を別の欄で見る手順を、検算できる数字と合わせて整理します。残高追いではありません。
通帳を開くと、出金が1行あります。金額は見えます。摘要に仕入先の名前が残っていることもあります。それでも、事務所で「どの買掛に付いたか」と聞かれたとき、すぐ答えられないことがあります。仕入先ごとの残高の追い方は、水産仲卸の買掛金|卸への支払いが残っている分を、誰が何を見て追うかで扱っています。あちらは仕入先残高の追い方です。この記事で見るのは、当て先です。口座から出た1行を、どの仕入先のどの買掛に当てるかです。
口座から出た1行に、当て先を置く、です。人が雑だから決まらないのではありません。出た事実と、どの買掛に付けたかは、別の欄です。出金あり、とだけ書くと、行き先が見えません。今日の1行に、仕入先と買掛の一言を置くことが先です。残高の表は、そのあとで足ります。
口座から出た1行を、どの仕入先のどの買掛に当てるか、がこの作業です。通帳の出金は1行でも、今残っている買掛は2つあることがあります。1行を「払った」とだけ書くと、どちらに付いたかが残りません。
数字で見ます。仕入先Aに、今残っている買掛が4万1千円と2万7千円あります。口座から出た1行は5万4千円です。5万4千円は出金額です。4万1千円は、当てた買掛の一方です。5万4千円を4万1千円の買掛に全部載せると、残りの1万3千円の行き先がありません。5万4千円−4万1千円=1万3千円です。1万3千円は、2万7千円の買掛に当てます。2万7千円−1万3千円=1万4千円です。1万4千円は、今残っている買掛です。出金額5万4千円とは別の欄です。5万4千円を残の数字としては使いません。残は1万4千円です。4万1千円と1万3千円は、当てた先の内訳です。足すと出金額の5万4千円です。検算はそこで終わります。
別の仕入先Bも数字で置きます。今残っている買掛が3万6千円、今の出金が3万6千円なら、出金額は3万6千円、当てた買掛も3万6千円です。数字は同じでも、欄は二つです。Aの5万4千円と、Bの3万6千円は別の出金です。二つの出金を足した9万円を、Aの一行にまとめません。
判断のポイントは、支払いサイトを決めることではありません。何日後に払うのが普通か、といった決めつけはしません。自店で、今の出金1行が、どの仕入先のどの買掛を指すかが見えるようにします。資金繰りの全体像には入りません。通帳に入った1行を得意先の請求に当てる話は、水産仲卸の入金確認|通帳の1行を、どの請求に当てるかにあります。あちらは入金1行を請求に当てる話です。こちらでは、入金側の手順には入りません。出た1行の行き先だけを見ます。
出金額が、今残っている買掛より大きいことがあります。Aの5万4千円は、4万1千円より大きいです。大きい行を、先に見えた買掛へ全部載せると、余った1万3千円の行き先が見えなくなります。余った分は、同じ仕入先の別の買掛に当てます。当てるのは、出金1行の行き先です。残高をなくす話ではありません。
出金額が、今残っている買掛より小さいこともあります。仕入先Cの買掛が2万8千円、今の出金が1万6千円なら、当てた分は1万6千円です。2万8千円−1万6千円=1万2千円が、今残っている買掛です。1万6千円は出金額です。1万2千円は、まだ残っている買掛です。出金あり、とだけ書くと、1万2千円の行き先が分かりません。
Aの出金5万4千円を、Bの買掛3万6千円に当てると、Bは払ったように見え、Aの行き先がなくなります。摘要の名前が近くても、仕入先が違う行には当てません。金額が一致していても、同じです。Bの3万6千円は、Bの出金3万6千円にだけ当てます。
届いた仕切の数量や単価には入りません。見るのは、今の出金と、今残っている買掛です。
今の出金の当て先が、一行で見えるか、が最後の確認です。出金額だけが合っていても、どの買掛に付いたかがなければ、当て先は見えていません。Aの5万4千円が、4万1千円と1万3千円に割れている行が見えれば、行き先は見えています。
見るものは、次の三つです。文言は図と同じです。
判断のポイントは、出金メモの枚数ではありません。今の出金5万4千円が、仕入先Aの4万1千円と、同じAの1万3千円を指しているかです。5万4千円だけが見えると、当て先は見えていません。4万1千円だけに載せて、1万3千円が見えないのも、当て先は見えていません。Bの3万6千円は、Aの行には置きません。
値引きや返品の、次の期間の請求には入りません。見るのは、今の出金と、今残っている買掛です。得意先への入金にも入りません。
全仕入先の支払い一覧も、月次の資金表も、あとです。まずは、今日口座から出た1行だけを見ます。
この五つのあとで、出た1行には行き先が見えます。出金額の合計だけを追う状態からは、離れます。買掛の残の表や、入金側の控えには入りません。
支払の1行の当て先を揃えたい場合は、紙やExcelを残したまま、現状の流れを一緒に確認できます。お問い合わせから、課題整理としてご相談ください。
水産仲卸の買掛金は、仕入が終われば消える数字ではありません。卸への支払いが残っている分を、仕入先ごとに誰が何を見て追うかを、検算できる数字と合わせて整理します。
水産仲卸に届く仕入の仕切は、卸が出荷者へ出す制度書類ではありません。数量・単価・手数料を、自社の仕入帳のどこと突き合わせるかを、検算できる数字と合わせて整理します。
水産仲卸では、請求書の宛名が屋号で、振込み名義が会社名になることがあります。屋号と登記名をセットで持つ見方を、検算できる数字と合わせて整理します。当て先ではなく、名前の持ち方です。