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市場会計

水産仲卸の都度請求|都度の店と締めの店が混ざるとき、何を請求単位として残すか

水産仲卸では、その日渡した分をその都度請求する店と、月末にまとめる店が混ざります。得意先ごとの請求単位を残す見方を、検算できる数字と合わせて整理します。締日の話ではありません。

約8分 いちばのみらい編集部

同じ朝に渡した魚でも、請求の出し方が店によって違います。その日のうちに一枚出す店と、月末にまとめて出す店があります。相手の締日で期間がずれる話は、水産仲卸の締日|相手の締日で、請求の期間がずれるで扱っています。あちらは同じ締めの中の期間です。この記事で見るのは、締日ではありません。都度の店と締めの店が混ざるとき、何を請求単位として残すかです。

得意先ごとの請求単位を残す、です。人が雑だから混ざるのではありません。今の都度と、今の締めは、別の欄です。単位を持たずに金額だけ足すと、都度の店まで月末の一枚に見えます。残すのは、得意先ごとの請求単位です。都度か締めかです。単位が残っていれば、同じ日の納品でも、出し方は店ごとに分かれます。

都度の店と締めの店が混ざるとき、何を請求単位として残すか

都度の店と締めの店が混ざるとき、何を請求単位として残すか

都度の店と締めの店が混ざるとき、何を請求単位として残すか、がこの作業です。残すのは、その得意先が都度か締めかです。金額の合計ではありません。帳場が「今日の分を一枚で」と言う相手と、「月末でいい」と言う相手が、同じ束に並びます。事務が単位を持っていないと、同じ束を同じ出し方で出します。

数字で見ます。都度の店Aに、1日目1万2,400円、2日目8,700円、3日目1万5,200円を渡しました。今の都度は、三枚です。1万2,400円+8,700円+1万5,200円=3万6,300円です。3万6,300円は、三枚の都度を足した数です。月末の一枚ではありません。Aの請求単位は都度です。3万6,300円を一枚にまとめると、単位が締めに見えます。

締めの店Bに、1日目9,100円、2日目6,400円、3日目1万1,800円を渡しました。今の締めは、一枚の2万7,300円です。9,100円+6,400円+1万1,800円=2万7,300円です。2万7,300円は、締めの一枚です。都度の三枚ではありません。Aの3万6,300円と、Bの2万7,300円は別の得意先です。二つの合計を足した6万3,600円を、Aの一行にまとめません。

判断のポイントは、自社の月末に全員を揃えることではありません。自社の月末締めの確認は、別の記事です。こちらでは入りません。得意先ごとの売掛残高は、水産仲卸の売掛金|請求したあと、残高を誰がどう追うかにあります。あちらは得意先残高です。こちらでは、残高の追い方には入りません。請求を出し忘れたかのチェックにも入りません。

都度の店を、月末の一枚にまとめない

Aの三枚を、月末に3万6,300円の一枚へ書き換えると、都度という単位が見えなくなります。1万2,400円の一枚は、その日の都度です。3万6,300円は、三枚を後から足した数です。足した数を、請求単位としては使いません。残すのは、Aが都度であることです。

締めの店を、日ごとの一枚に割らない

Bの2万7,300円を、9,100円・6,400円・1万1,800円の三枚に割ると、締めという単位が見えなくなります。日ごとの数字は、締めの内訳です。今の締めは、一枚です。内訳を、請求単位としては使いません。残すのは、Bが締めであることです。

同じ締めの中で、20日と月末がずれる話には入りません。見るのは、都度か締めかです。Bが20日締めでも月末締めでも、この記事では日を決めません。Bが締めであることだけを残します。

今の都度と今の締めが、得意先ごとに一行見えるか

今の都度と今の締めが、得意先ごとに一行見えるか、が最後の確認です。金額の合計だけが合っていても、Aが都度かが見えなければ、請求単位は残っていません。Bが締めで、一枚の2万7,300円が見えれば、今の締めは見えています。

見るものは、次の三つです。文言は図と同じです。

今の都度と今の締めが、得意先ごとに一行見えるか

  1. 得意先ごとの請求単位を残す
  2. 都度の店と締めの店が混ざるとき、何を請求単位として残すか
  3. 今の都度と今の締めが、得意先ごとに一行見えるか

Aの3万6,300円は、都度三枚を足した数です。Bの2万7,300円は、締め一枚の金額です。同じ「合計」でも、単位が違います。判断のポイントは、請求書の枚数そのものではありません。Aなら、今の都度が三枚で、単位が都度と見えるかです。3万6,300円の一枚だけが見えると、単位は残っていません。Bなら、今の締めが一枚の2万7,300円と見えるかです。日ごとの三枚だけが見えると、単位は残っていません。Bの2万7,300円を、Aの都度の行には置きません。6万3,600円は、AとBを足した数です。どちらの請求単位でもありません。単位は店ごとに一つです。Aは都度、Bは締めです。一つのメモに「まとめて都度または締め」と書かないことです。店が違えば、単位も分けます。混ぜた合計は、請求の単位には使いません。店ごとに分けたまま見ます。

値引きや返品の、次の期間の請求には入りません。見るのは、今の都度と、今の締めです。請求漏れのチェックリストにも入りません。

小さく始めるなら

全得意先の請求ルール表も、月末の一括処理も、あとです。まずは、今日渡した相手だけを見ます。

  1. 今日渡した相手の名前を書き出します。
  2. その相手が都度か締めかを、一行置きます。
  3. 都度なら、その日の金額を一枚として置きます。Aの1日目なら1万2,400円です。月末まで持ち越しません。
  4. 締めなら、その日の金額は内訳です。Bの1日目9,100円は、今の締めの一部です。一枚にはしません。
  5. 都度の店の金額を、月末の一枚に足し込みません。締めの店の金額を、日ごとの請求に割りません。

この五つのあとで、請求単位は得意先ごとに見えます。金額の合計だけを追う状態からは、離れます。締日の切れ目や、残高の一行には入りません。

都度と締めの残し方を揃えたい場合は、紙やExcelを残したまま、現状の流れを一緒に確認できます。お問い合わせから、課題整理としてご相談ください。

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