水産仲卸の得意先単価|同じ品でも得意先ごとに単価が違うとき、何を残すか
品名だけにせず得意先別の単価を残す見方を、検算できる数字と合わせて整理します。符丁や後決め単価、値引きではありません。同じ品でも得意先ごとに単価が違うときです。
品名だけにせず得意先別の単価を残す見方を、検算できる数字と合わせて整理します。符丁や後決め単価、値引きではありません。同じ品でも得意先ごとに単価が違うときです。
同じ品でも、得意先ごとに単価が違うことがあります。品名だけの共通単価メモを請求に書くと、得意先別の単価と混ざって見えます。符丁は値札と価格の話で、値札は価格ではない - 市場独特の符丁文化とシステム化の課題です。後決めは仮と確定単価の話で、水産仲卸の後決め単価|計ってから値段が決まる取引で、確定した単価を請求にどう残すかです。値引きは合意後の話で、水産仲卸の値引き|後から口頭で値が変わったとき、次の請求にどう残すかです。品名統一は商品名の話で、市場の商品名が統一されない理由と商品マスター設計の考え方です。不定貫は表示と実測の話で、水産仲卸の不定貫|箱の表示重量と実目方が違うとき、どちらを請求に残すかです。符丁=値札と価格、後決め=仮と確定単価、値引き=合意後、品名統一、不定貫=表示と実測です。今回は得意先別の単価だけです。この記事で見るのは、どれでもありません。同じ品でも得意先ごとに単価が違うとき、何を残すかです。
品名だけにせず、得意先別の単価を残す、です。得意先別の単価を混ぜません。人が雑だからずれるのではありません。品名と、得意先別の単価と、請求の金額は、別の欄です。品名だけの共通単価メモを請求に書くと、得意先別の単価が見えません。品名共通単価で得意先別単価の欄を上書きすると、得意先ごとの見え方が崩れます。現場で困るのは、今出す請求の単価が、どの得意先の欄なのかが残っていないことです。得意先別の単価を残すと、見え方が分かれます。品名の欄も、得意先別の単価の欄も、残したままです。
同じ品でも得意先ごとに単価が違うとき、何を残すか、がこの作業です。見るのは、得意先単価の制度の正しさではありません。得意先、単価、品名が、別の欄になっているかです。帳場が「マダイは同じ品だ」と言っても、事務が得意先別の単価を残していなければ、あとから1,700円がA店にもB店にも見えます。
数字で見ます。品名はマダイです。マダイは、品名の欄です。A店の得意先別単価は1,800円です。1,800円は、A店の単価欄です。A店の数量は6.0kgです。6.0kgは、A店の数量です。A店の請求金額は1,800×6.0=10,800円です。10,800円は、A店の請求金額です。品名共通単価ではありません。B店の得意先別単価は1,650円です。1,650円は、B店の単価欄です。B店の数量は6.0kgです。6.0kgは、B店の数量です。同じ6.0kgでも、A店の数量とB店の数量は別の欄です。B店の請求金額は1,650×6.0=9,900円です。9,900円は、B店の請求金額です。品名だけの共通単価メモを仮に1,700円とすると、6.0×1,700=10,200円です。10,200円は、品名共通メモです。得意先別単価でも請求金額でもありません。AにもBにも上書きしません。
判断のポイントは、得意先単価の制度をどう説明するかではありません。どちらの得意先が正しいか、といった断定はしません。符丁の値札と価格の再説にも入りません。後決めの仮と確定単価の再説にも入りません。値引きの合意後の再説にも入りません。品名統一にも入りません。不定貫の表示と実測にも入りません。見るのは、品名だけにせず、得意先別の単価を残すことです。得意先別の単価を混ぜないことです。得意先、単価、品名の三つが揃っていれば足ります。それ以外の欄は、この記事では扱いません。
1,700円という品名共通単価メモを、A店やB店の単価欄に書いてしまうと、得意先別の見え方が崩れます。品名共通単価メモは、品名のメモです。得意先別の単価は、得意先ごとの欄です。残すのは、品名と得意先別の単価です。品名共通単価で得意先別単価の欄を上書きしません。A店の例では、1,800円はA店の単価欄、6.0kgはA店の数量、10,800円はA店の請求金額です。1,700円をA店の単価としては使いません。B店の1,650円も、1,700円で上書きしません。(1,800+1,650)÷2=1,725円を、A店にもB店にも請求の単価としては使いません。欄の名前を入れ替える話でもありません。
A店の請求金額10,800円と、B店の請求金額9,900円を、一つの品名行に足してしまうと、得意先ごとの見え方が崩れます。10,800+9,900=20,700円です。20,700円は、得意先ラベルのない合計メモです。A店の請求でもB店の請求でもありません。別得意先の単価を、一つの品名行に足しません。同じ6.0kgが二度あっても、A店の数量とB店の数量は別のままです。今日の一行に、得意先ラベルなしでまとめません。品名だけの行に足しても、得意先別の単価は見えません。混ぜません。
得意先・単価・品名が、別の欄で見えるか、が最後の確認です。品名マダイだけが合っていても、A店の単価1,800円とB店の単価1,650円が見えなければ、得意先別の単価は混ざっています。1,700円が請求の欄にあると、それも混ざっています。10,800円と9,900円が得意先ラベルなしで足してあると、得意先ごとの欄が残っていません。
見るものは、次の三つです。文言は図と同じです。
A店の例では、品名がマダイ、A店の得意先別単価が1,800円、A店の数量が6.0kg、A店の請求金額が1,800×6.0=10,800円、が並んでいるかです。1,800円はA店の単価欄です。6.0kgはA店の数量です。10,800円はA店の請求金額です。品名共通単価ではありません。B店では、B店の得意先別単価が1,650円、B店の数量が6.0kg、B店の請求金額が1,650×6.0=9,900円が並んでいるかです。同じ6.0kgでも、A店の数量とB店の数量は別の欄です。品名だけの共通単価メモ1,700円、6.0×1,700=10,200円は、品名共通メモです。得意先別単価でも請求金額でもありません。AにもBにも上書きしません。1,725円という平均も、A店にもB店にも請求の単価としては使いません。判断のポイントは、単価メモの枚数ではありません。A店の単価1,800円、B店の単価1,650円、品名マダイが、役割の違う欄で並んでいるかです。1,700円の一行だけが見えると、得意先別の単価は見えていません。10,800円を、9,900円の行に足しません。同じ「請求金額」でも、得意先が違えば欄は別のままです。20,700円という合計は、どちらの請求金額でもありません。得意先ラベルのない一つの金額も、今日の一行ではありません。
符丁の値札と価格の再説や、後決めの仮と確定単価の再説には入りません。値引きの合意後や品名統一、不定貫の表示と実測にも入りません。見るのは、いまの品名と、いまの得意先別の単価と、いま出す請求の金額です。制度の解説や帳面の作り替えには入りません。
全得意先の単価一覧も、請求一覧の作り替えも、あとです。まずは、今日同じ品で単価が違った二得意先だけを置きます。
この五つのあとで、請求の単価は得意先ごとに見えます。品名共通メモに寄せて上書きする状態からは、離れます。符丁の再説や、後決め単価の再説、値引きの再説には入りません。残す欄は、品名と得意先別の単価と、請求の金額です。
得意先別の単価の分け方を揃えたい場合は、紙やExcelを残したまま、現状の流れを一緒に確認できます。お問い合わせから、課題整理としてご相談ください。
表示重量と実目方を混ぜず、請求に残す目方を1つ決める見方を、検算できる数字と合わせて整理します。箱の表示と実測の差だけを見ます。増氷や後決め単価、単位の読み替えではありません。
配達先・数量・届け日時を請求の根拠として残す。配達したあと、届けた分と請求がずれるとき、何を残すかを、検算できる数字と合わせて整理します。納品書と請求の正や届け先と請求先の話ではなく、配達の現場根拠の欄だけを見ます。
品名だけでまとめず、入荷ロットを分けて残す。同じ品名でも入荷日が違うとき、在庫と請求をどのロットで残すかを、検算できる数字と合わせて整理します。品名統一や日次在庫の話ではなく、入荷ロットと請求ロットの欄だけを見ます。