水産仲卸の欠品|注文した品が足りないとき、何を残すか
欠品を受注どおりの売上に混ぜない見方を、検算できる数字と合わせて整理します。返品・配達・注文確定ではなく欠品だけです。注文した品が足りないとき、何を残すかです。
欠品を受注どおりの売上に混ぜない見方を、検算できる数字と合わせて整理します。返品・配達・注文確定ではなく欠品だけです。注文した品が足りないとき、何を残すかです。
注文した品が足りないことがあります。受注どおりの数量を売上の欄に書くと、届けた分と欠品が混ざって見えます。注文確定前後は、水産仲卸の受発注を整理する|電話・FAX・口頭注文の『確定前・確定後』管理です。返品は締めたあとに戻ってきた分の話で、水産仲卸の返品|締めたあとに返ってきた分を、次の請求から落とすです。茶屋札は転記回数の話で、水産仲卸の茶屋札|手書きの茶屋札を、伝票と請求に何回書き写しているかです。分荷は小分け後の数量確定の話で、水産仲卸の分荷|箱を開けて小分けしたあと、売った数量はどこで確定するかです。配達は届けた分と請求がずれるときの現場根拠の話で、水産仲卸の配達|配達したあと、届けた分と請求がずれるとき、何を残すかです。注文確定前後・返品・茶屋札・分荷・配達ではなく、欠品を売上に混ぜない。今回は欠品だけです。この記事で見るのは、どれでもありません。注文した品が足りないとき、何を残すかです。
欠品を、受注どおりの売上に混ぜない、です。欠品を売上に混ぜません。人が雑だからずれるのではありません。受注数量と、届け数量と、欠品は、別の欄です。受注どおりの数量を売上の欄に書くと、欠品が見えません。受注どおりの数量で届け数量の欄を上書きすると、届けた分の見え方が崩れます。現場で困るのは、いま出す売上の数量が、届けた分なのか受注どおりなのかが残っていないことです。欠品を欠品の欄に残すと、見え方が分かれます。受注数量の欄も、届け数量の欄も、欠品の欄も、残したままです。
注文した品が足りないとき、何を残すか、がこの作業です。見るのは、欠品の制度の正しさではありません。受注数量、届け数量、欠品が、別の欄になっているかです。帳場が「注文は12.0kgだ」と言っても、事務が届け数量と欠品を分けて残していなければ、あとから12.0kgが売上にも見えます。
数字で見ます。例Aです。受注数量は12.0kgです。12.0kgは、受注の欄です。届け数量は9.5kgです。9.5kgは、届けた分です。売上に残す数量です。欠品は2.5kgです。12.0−9.5=2.5です。2.5kgは、欠品の欄です。売上ではありません。単価は1,600円です。受注どおりの金額メモは12.0×1,600=19,200円です。19,200円は、受注メモです。請求でも売上でもありません。売上・請求に残す金額は9.5×1,600=15,200円です。15,200円は、売上の欄です。欠品の金額メモは2.5×1,600=4,000円です。4,000円は、欠品メモです。売上減でも返品でもありません。検算は15,200+4,000=19,200です。受注メモと、売上と、欠品メモが、役割の違う欄で並びます。
例Bも置きます。受注が8.0kg、届けが8.0kg、欠品が0のときは、欠品は0でも欄は残します。例Aの欠品欄と例Bの欠品欄を一つの行に混ぜません。部分欠品のときは、受注8.0kg、届け6.0kg、欠品2.0kgです。売上は6.0×1,600=9,600円です。欠品メモは2.0×1,600=3,200円です。受注メモは8.0×1,600=12,800円です。9,600+3,200=12,800です。例Aの欠品2.5kgと例Bの欠品2.0kgを足して4.5kgとし、今日の一行にラベルなしでまとめません。欠品2.5kgを売上の欄にも、返品の欄にも置きません。
判断のポイントは、欠品の制度をどう説明するかではありません。どちらが正しいか、といった断定はしません。注文確定前後の再説にも入りません。返品の再説にも入りません。茶屋札の再説にも入りません。分荷の再説にも入りません。配達の再説にも入りません。見るのは、欠品を、受注どおりの売上に混ぜないことです。受注数量、届け数量、欠品の三つが揃っていれば足ります。それ以外の欄は、この記事では扱いません。
12.0kgという受注数量を、届け数量の欄に書いてしまうと、届けた分の見え方が崩れます。受注数量は、受注の欄です。届け数量は、届けた分の欄です。残すのは、受注数量と届け数量と欠品です。受注どおりの数量で届け数量の欄を上書きしません。例Aでは、12.0kgは受注の欄、9.5kgは届け数量、2.5kgは欠品の欄です。12.0kgを届け数量としては使いません。19,200円を売上の金額としては使いません。15,200円が売上の欄です。4,000円は欠品メモです。売上減でも返品でもありません。欄の名前を入れ替える話でもありません。
欠品2.5kgを売上の行に置くと、届けた分と欠品が混ざります。9.5kgの届け数量のうえに2.5kgを足して12.0kgの売上にすると、欠品は見えません。欠品を売上の行に置きません。欠品は欠品の欄に、欠品として残します。4,000円を売上減の一行に寄せません。4,000円を返品の一行にも寄せません。例Aの欠品2.5kgと例Bの欠品2.0kgを足した4.5kgを、今日の一行にラベルなしでまとめません。混ぜません。
受注数量・届け数量・欠品が、別の欄で見えるか、が最後の確認です。受注12.0kgだけが合っていても、届け数量9.5kgと欠品2.5kgが見えなければ、欠品は売上に混ざっています。19,200円が売上の欄にあると、それも混ざっています。15,200円と4,000円がラベルなしで足してあると、役割の違う欄が残っていません。
見るものは、次の三つです。文言は図と同じです。
例Aでは、受注数量が12.0kg、届け数量が9.5kg、欠品が2.5kg、売上金額が9.5×1,600=15,200円、欠品メモが2.5×1,600=4,000円、受注メモが12.0×1,600=19,200円、が並んでいるかです。12.0kgは受注の欄です。9.5kgは届け数量です。2.5kgは欠品の欄です。15,200円は売上の欄です。4,000円は欠品メモです。19,200円は受注メモです。請求でも売上でもありません。15,200+4,000=19,200です。例Bでは、受注8.0kg、届け8.0kg、欠品0でも、三つの欄は残します。部分欠品なら、受注8.0kg、届け6.0kg、欠品2.0kg、売上9,600円、欠品メモ3,200円、受注メモ12,800円が並んでいるかです。9,600+3,200=12,800です。例Aの欠品2.5kgと例Bの欠品2.0kgを足して4.5kgとし、今日の一行にラベルなしでまとめません。欠品2.5kgを売上にも返品にも置きません。判断のポイントは、欠品メモの枚数ではありません。受注数量、届け数量、欠品が、役割の違う欄で並んでいるかです。12.0kgの一行だけが見えると、欠品は見えていません。15,200円を、4,000円の行に混ぜません。同じ「金額」でも、受注メモと売上と欠品メモは欄が別のままです。19,200円という受注メモは、売上の金額ではありません。ラベルのない一つの金額も、今日の一行ではありません。
注文確定前後の再説や、返品の再説には入りません。茶屋札や分荷、配達の再説にも入りません。見るのは、いまの受注数量と、いまの届け数量と、いまの欠品です。制度の解説や帳面の作り替えには入りません。
全得意先の欠品一覧も、売上一覧の作り替えも、あとです。まずは、今日足りなかった一品だけを置きます。
この五つのあとで、売上の数量は届けた分だけに見えます。受注メモに寄せて届け数量を上書きする状態からは、離れます。注文確定前後の再説や、返品の再説、配達の再説には入りません。残す欄は、受注数量と届け数量と欠品です。
欠品と届け数量の分け方を揃えたい場合は、紙やExcelを残したまま、現状の流れを一緒に確認できます。お問い合わせから、課題整理としてご相談ください。
品名だけにせず得意先別の単価を残す見方を、検算できる数字と合わせて整理します。符丁や後決め単価、値引きではありません。同じ品でも得意先ごとに単価が違うときです。
表示重量と実目方を混ぜず、請求に残す目方を1つ決める見方を、検算できる数字と合わせて整理します。箱の表示と実測の差だけを見ます。増氷や後決め単価、単位の読み替えではありません。
配達先・数量・届け日時を請求の根拠として残す。配達したあと、届けた分と請求がずれるとき、何を残すかを、検算できる数字と合わせて整理します。納品書と請求の正や届け先と請求先の話ではなく、配達の現場根拠の欄だけを見ます。