水産仲卸の分割払い|得意先から請求を何回かに分けて払うと言われたとき、売掛に何を分けて残すか
水産仲卸で得意先から請求を何回かに分けて払うと言われたとき、約束した分割の入金をただの一部入金や遅れと混ぜず、どの請求を何回に分けたか、約束した日と額、入った日と額、残りを分けて残す見方を整理します。
水産仲卸で得意先から請求を何回かに分けて払うと言われたとき、約束した分割の入金をただの一部入金や遅れと混ぜず、どの請求を何回に分けたか、約束した日と額、入った日と額、残りを分けて残す見方を整理します。
得意先に請求を出したあと、「この請求は一度には払えないので、何回かに分けて払いたい」と言われることがあります。払うのは得意先で、受け取るのは自社です。何回に分けるか、いつ、いくらずつ払うかを得意先と決めると、その請求の入金は、決めた日に、決めた額ずつ自社の口座に入ってくることになります。ところが帳面を開くと、1回目の入金がただの一部入金として書かれていたり、まだ約束の日が来ていない残りが、入金の遅れと同じ欄に並んでいたりします。通帳の1行をどの請求に当てるかは、水産仲卸の入金確認|通帳の1行を、どの請求に当てるかです。入った1行の当て先を決める話で、ここでは請求を分けて払う約束そのものをどう残すかを見ます。入金予定日を過ぎても入らないときは、水産仲卸の未入金|入金予定日を過ぎても来ないとき、次に何を見て追うかです。約束のない遅れの話で、分けて払う約束をした残りとは扱いが違います。卸への支払い日と得意先からの入金日のずれは、水産仲卸の支払サイト|卸への支払い日と、得意先からの入金日は何日ずれているかです。入金と支払いの時期の話には入りません。得意先ごとの掛けの上限は、水産仲卸の掛け限度|得意先ごとの掛け上限を、誰が何を見て止めているかです。分けて払う得意先に掛けをどこまで出すかの話には広げません。入金が振込手数料の分だけ足りないときは、水産仲卸の振込手数料|入金が振込手数料ぶん足りないとき、足りない分をどこに残すかです。手数料ぶんの差額の話には入りません。この記事で見るのは、得意先から請求を何回かに分けて払うと言われたとき、売掛に何を分けて残すかです。
約束した分割の入金をただの一部入金や支払いの遅れと混ぜず、どの請求を何回に分けたか、各回の約束した日と額はいくらか、実際に入った日と額はいくらか、残りはいくらか、の四つを分けて残す、です。人が雑だから混ざるのではありません。得意先と話した人は、何回に分けて、いつ払ってもらうのかを分かっているので、入金があるたびに入った額を書いておけば足りると思っています。けれども、約束が帳面に書かれていなければ、1回目の入金が約束どおりなのか、請求の一部だけが入って残りが遅れているのか、あとで見た人には区別がつきません。約束した日と額と、実際に入った日と額は、同じ数字になることがあっても、役割が別です。約束した額は得意先と決めた額で、入金額は自社の口座に実際に入った額です。
得意先から請求を何回かに分けて払うと言われたとき、売掛に何を分けて残すか、がこの作業です。見るのは、分割を受けるかどうかや、得意先との話し方ではありません。自社の売掛の帳面で、分けた請求の行に、各回の約束と、実際に入った入金と、残りが別々に書かれ、どの回が約束どおりで、どの回がまだ約束の日を迎えていないのかが読めるかです。得意先と話した人が「海鮮食堂なぎさは3回に分けてもらった」と覚えていても、帳面に書かれていなければ、その人がいない日には誰にも分かりません。
数字で見ます。自社は2026-08-01に、得意先の海鮮食堂なぎさへ請求書S-36184を出しました。請求書S-36184の請求額は92,700円です。海鮮食堂なぎさから、この請求を3回に分けて払いたいと申し出があり、自社と海鮮食堂なぎさでこう決めました。1回目の約束額(1回目に払ってもらうと決めた額)は33,700円で、約束日は2026-08-12です。2回目の約束額は31,000円で、約束日は2026-09-15です。3回目の約束額は28,000円で、約束日は2026-10-30です。
約束を検算します。1回目の約束額33,700円、2回目の約束額31,000円、3回目の約束額28,000円を足すと、33,700+31,000+28,000=92,700円で、請求額92,700円と合います。
2026-08-12に、海鮮食堂なぎさから自社の口座に33,700円が入りました。これが1回目の入金額(1回目に実際に入った額)です。1回目の約束額も33,700円で、この回は約束した日に約束した額が入ったので、二つが同じ数字になっています。けれども、1回目の約束額は決めた額で、1回目の入金額は口座に入った額です。残り(請求額のうちまだ入っていない額)は、請求額92,700円から1回目の入金額33,700円を引いて、92,700−33,700=59,000円です。残り59,000円は、2回目の約束額31,000円と3回目の約束額28,000円を足した31,000+28,000=59,000円とも合います。
1回目の入金を確かめた2026-08-12の時点で、売掛の帳面に書くものは三つです。一つめは分けた請求の行で、海鮮食堂なぎさ、請求書S-36184、請求額92,700円、3回に分けた、と書きます。二つめは約束の行で、1回目の約束額33,700円・約束日2026-08-12、2回目の約束額31,000円・約束日2026-09-15、3回目の約束額28,000円・約束日2026-10-30を、回ごとに並べて書きます。三つめは入金の行で、1回目の入金額33,700円・入金日2026-08-12・約束どおり、と書き、その下に残り59,000円を書きます。2回目と3回目は、この時点ではまだ約束日が来ていない回なので、入金の欄は空けたまま、遅れとは書きません。会計上の扱いは税理士に確認してください。
判断のポイントは、分けて払ってもらうことの是非や、掛けをどこまで出すかではありません。入金の当て先、未入金の追い方、支払サイト、掛けの上限、振込手数料の話にも入りません。見るのは、約束した分割の入金を、ただの一部入金や支払いの遅れと混ぜず、分けた請求、約束した日と額、入った日と額、残りが、自社の売掛の帳面で読めることです。
悪い例を一つ見ます。2026-08-12に入った1回目の入金額33,700円を、自社の事務が、請求書S-36184への「一部入金」とだけ書いたとします。入金の一覧の上では、口座に入った額と書いた入金が合います。けれども、帳面からは、この33,700円が約束どおりの1回目なのか、請求額92,700円のうち払える分だけ払われたのかが読めません。残り59,000円も、いつ、いくらずつ入る予定なのかが分かりません。1回目の入金額は、約束の行の1回目と並べて、約束どおりと書きます。
もう一つの悪い例です。請求書S-36184の入金予定日を、請求を出したときのまま一つだけにしておくと、その日を過ぎた時点で、残り59,000円がまるごと入金の遅れに見えます。売掛を追う担当がその一覧を見て、海鮮食堂なぎさに残り59,000円の入金を求めてしまうと、約束した2回目と3回目の日の前に、約束と違う話をすることになります。残り59,000円のうち、2回目の約束額31,000円は約束日2026-09-15の分、3回目の約束額28,000円は約束日2026-10-30の分として、約束の行で読めるようにしておきます。約束した日を過ぎても入らない回があれば、その回だけを約束に対する遅れとして、その回の行に書き添えます。
分けた請求・約束した日と額・入った日と額・残りが、別の行で見えるか、が最後の確認です。口座に入った額と帳面の入金が合っていても、分けた請求の行に請求書S-36184と3回に分けたことが書かれていなければ、何の分割なのか読めません。約束の行がなければ、入金が約束どおりなのか分かりません。入った日と額がなければ、どの回まで入ったのか分かりません。残りがなければ、あといくら入る予定なのか、あとで見た人には分かりません。
見るものは、次の四つです。文言は図と同じです。
例では、売掛の帳面に、分けた請求の行として海鮮食堂なぎさ、請求書S-36184、請求額92,700円、3回に分けた、があり、約束の行として3回分の約束日と約束額があり、入金の行として1回目の入金額33,700円・入金日2026-08-12・約束どおり、があり、残り59,000円があるかです。判断のポイントは、口座に入った額が合うかどうかではありません。分けた請求、約束、入金、残りが、役割の違う行で読めるかです。
分割の決まりづくりも、過去の請求の洗い出しも、あとです。まずは、いま分けて払ってもらっている請求一件だけを置きます。
この五つで、請求書S-36184の分割払いは、分けた請求、約束した日と額、入った日と額、残りが別々の行で読めるようになります。
得意先からの入金の残し方を揃えたい場合は、紙やExcelを残したまま、現状の流れを一緒に確認できます。お問い合わせから、課題整理としてご相談ください。
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